巣鴨の「とげぬき地蔵尊」は、曹洞宗のお寺「萬頂山髙岩寺(ばんちょうざんこうがんじ)」の本尊です。「とげぬき地蔵尊」は仏像ではなく、「霊印」と呼ばれる印にあらわれた3センチにも満たない小さな延命地歳菩薩ですが、その尊影を和紙に写しとったお札「御影(おみかげ)」も、本尊の分身分霊としてご利益があります。江戸時代、誤って針を飲み込んで苦しんでいた女性に御影を飲ませたら、御影に針が突き刺さって出てきたのが「とげぬき」の由来です。本堂内で御影を授かって携帯し、体の痛いところ、衣料・身の回り品にシールのように貼るなどして、悩み、苦しみ、病気やケガを「とげ」としてぬいてもらえるようにと、たくさんの人が御影を求めに訪れます。