八王子城は小田原に本拠をおいた小田原北条氏の3代目・氏康の三男・北条氏照が築いた山城で、築城開始時期は天正年間(1573~92年)の後半と推測されています。1590(天正18)年に豊臣秀吉の関東侵攻の一環で、前田利家・上杉景勝の軍に攻められて落城、やがて北条氏は滅亡しました。八王子城は急峻な山の地形を利用した関東屈指の山城でしたが、落城時はまだ未完成の状態であったと考えられています。落城400年にあたる1990(平成2)年に御主殿地区(城主の館跡)の石垣や通路の整備・復元が行われ、2006(平成18)年には日本城郭協会によって「日本100名城」に選定されました。また、国の史跡にも指定されています。