法恩寺は、江戸城の城内鎮護を祈願する場所として、室町時代の武将・大田道灌(おおたどうかん)により開基されました。江戸城拡大のたびに移転されながら、1695(元禄8)年に今の場所に落ち着きました。当時は豊臣秀吉や徳川家康も訪れたということです。現在は地域に深く根付いた寺院になっており、新春の1月7日には信徒のみならず地元の人たちにも七草粥をふるまわれます。そのほかにも、「思い出のすいとん会」、隅田川での川施餓鬼会、仲秋の名月のお茶会など、毎年多くの行事が催されます。また、境内には白を基調とする美しい鐘楼三重塔がそびえ立ち、大晦日にはそこから除夜の鐘が打ち鳴らされます。